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雑学 – こんにゃく大使 https://konnyakuamb.com こんにゃく大使のブログ Fri, 10 May 2019 05:16:34 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.25 こんにゃく界の革命児 https://konnyakuamb.com/konnyaku-superstar/ Fri, 10 May 2019 05:16:34 +0000 https://konnyakuamb.com/?p=592 こんにゃく界の革命児をご存知でしょうか。
東南アジア原産のこんにゃく芋。
山界の珍味を全国民が知るほどまで流通させた革命児。
この人がいたから、現在のこんにゃくがあるといっても過言ではありません。

こんにゃく界のスーパースター。
こんにゃくの神様。

中島藤衛門

こんにゃく史に名を刻む。
大革命を起こした人物です。

革命児、中島藤衛門

中島藤衛門(中島藤右衛門)
常陸国久慈郡諸沢村
1745-1826年(江戸時代)
この人が、こんにゃくの神様です。

名前は、中島藤衛門(中島藤右衛門)
江戸時代後期に常陸国久慈郡諸沢村でこんにゃくを作っていた、ただの農夫です。

この人物がこんにゃく界に革命を起こした結果、財政難の水戸藩に大きな利益を生み、飢餓の多かった山間部の村々を、富を産む地域に変貌させたのです。

その技術は水戸藩独占の技術と専売の権利となり、藤衛門はその功績の為、水戸藩より「名字・帯刀・麻カミシモ」下記の着用を認められました。

凄いぞ藤衛門!!

村の説明もいれておきましょう。
当時の藤衛門の村の土地は、良い田畑に向く場所が非常に少なく、こんにゃく以外の農作物が育たないような土地だったようで、利益も低いこんにゃくを一生懸命育ててどうにか生計を立てているような村だったようです。

地図で場所を検索してみよう。

間違いなく山間部の田舎です。

藤衛門はその村でこんにゃくに革命を起こし、自分の村と周辺の村々含めて富を生み、飢餓に苦しむ山間の村々を潤わせました。

さぁどんな革命だったのでしょうか。

こんにゃく革命

こんにゃく革命を語る上で欠かせないこんにゃく芋については、別の記事に詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてください。

画期的な大発見

こんにゃく革命は、保存方法の革命でした。
この藤衛門の画期的な手法により、こんにゃくの保管と流通が抜群に良くなったのです。

こんにゃくは芋から作る。
藤衛門は、これを覆しました。

こんにゃく芋

こんにゃく

これまでのこのようなこんにゃくの製法を、以下のように変えました。

こんにゃく芋

こんにゃく粉

こんにゃく

そう!!
藤衛門は、こんにゃく芋の製粉化に成功したのです!

強い凝固能力を持つ食材は、ゼラチン、寒天、蒟蒻など、自然界に非常に少ないです。

凝固能力を残して芋を粉末にする。
粉からでもこんにゃくを作れる粉を作る。

この研究が簡単な訳がありませんでした。

しかし、研究は成功しました。
そして、この技術は革命だったのです。

ヘッドラーイト
テールラァァーイト
旅は〜まだ〜おわら〜ない〜。

革命前のこんにゃく

こんにゃく芋

革命以前のこんにゃくは、保管と流通が芋のままでした。
芋のままだと痛みやすいです。

こんにゃく芋は、きちんと保管すれば、全く問題ないのですが、出荷するとなると話が違います。
衝撃に弱いのです。
これは流通するうえで致命的でした。

隣の町内から豆腐を運んでくるのとわけが違います。
山界の僻地から、芋を運んでくるのです。

また芋がでかいのです。
そして重い。

こんにゃく芋1個で1.5キロくらい。
それで痛みやすいのだから流通しませんでした。

そのため珍味になりました。

貴族や上流階級の食べ物として嗜まれ、松尾芭蕉に実に面白い食べ物と歌われても、町民まで届けられない食材でした。

革命後のこんにゃく

革命以降のこんにゃくは、保管と流通が抜群に簡単になりました。

衝撃に非常に強い。
そして軽い。

どこにだって運べます。
どこにでも保管できます。
非常に傷まなくなりました。

そして必要分のこんにゃくが作れるようになりました。
少量の粉を持ち運び、料理人は蒟蒻を料理に使ったでしょう。
乾物となったこんにゃくは、非常に便利です。食感も面白く料理人の想像力を刺激した事でしょう。

ちなみに。
芋からは4倍くらいの量のこんにゃくができます。
粉からはどのくらいの量のこんにゃくが出来ると思いますか?

なんと約40倍。
凄くないですか?
たった25gの粉で1キロ近いこんにゃくが作れます。

そして、こんにゃくは糊としての使用方法も有ります。
布、紙、糸などに塗り込み、強度を上げ防水性を持たせます。

紙衣や傘、染めなど。
用途は飛躍的に広がり、需要は増大しました。

まさに革命。
どれほど保管と流通の面で革命だったでしょうか。

中島藤衛門
この人がこんにゃくにした功績は本当に凄いです。

まとめ

類を見ない謎の食感を持つ山界の珍味。
こんにゃく:蒟蒻

流通の難しさから町民が口にすることは珍しく、山間部で地産地消されていた特産品。
藤衛門が革命を起こし、江戸と大阪に流通したこんにゃく。
この食材は、全国の料理人から家庭料理にまで浸透し、日本食の中で立ち位置を確立していくことになります。

こんにゃくの性質を残したまま製粉する技術の開発
これにより保管と流通に革命が起き、日本人の誰もが知る食材となりました。

この農夫にしてこんにゃくを研究した人物
こんにゃく業界の神様

中島藤衛門

史に名を残す人物のご紹介。
いかがでしたでしょうか?

興味が湧いたら、こんにゃくを食べよう(笑)

味噌田楽でどうぞ!

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こんにゃくとは何か https://konnyakuamb.com/what-is-the-konjac/ Thu, 22 Nov 2018 06:00:21 +0000 https://konnyakuamb.com/?p=348 こんにゃく。
コンニャク。
蒟蒻。

一体何物なのか。
皆さんは知っていますか?

こんにゃくを、よく見て欲しい。

加工品と気付かれていない。
姿かたちから原材料が全くわからない。

世界中を見渡しても、これほど何だかわからない食材を見つけることは少ないです。

料理に、こんにゃくが入っていないからと言って誰かが怒ったりすることもありません。
こんにゃく料理の定番であるおでんに、こんにゃくがなかったとしても誰も怒らないでしょう。
味噌田楽ですら、こんにゃくと茄子が入れ替わっていても誰も怒りません。

この脇役感。
それが、こんにゃくです。

よくぞ、こんにゃくに興味を持ってくださいました。
ようこそ、こんにゃくの世界へ。

こんにゃくの知名度ってどれくらい?

こんにゃく

日本人として育っている人で、こんにゃくを知らないという人が、いったいどれほどいるでしょうか?
ほとんどいないと断言してもよいのではないでしょうか。

味で主役級の食材
野菜類で言えば、じゃが芋やトマト
魚介類で言えば、秋刀魚やエビやあさり
肉類で言えば、牛や豚や鳥
加工食材で言えば、豆腐やバター

これらがなければ、成り立たない料理が多数あります。
料理のタイトルに堂々と付けられる食材名。

まさに、主役です。

しかし、こんにゃく。
現在では、あったらいいね
それくらいの存在です。

こんにゃくがなければ成り立たない料理を考えても、素材を食べる刺身こんにゃくくらいしか思い浮かびません。

それなのに、この主役級の知名度。

なくても困らない食材。
でも日本人のほとんどがその存在を知っている。

こんな食材、そうはないのではないでしょうか。

こんにゃくの原材料って何?

こんにゃくの原材料は何だと思いますか?

正解は「こんにゃく芋」という芋です。

どんな芋か。
こんな芋です。

こんにゃく芋

旬の時期は冬。

一個の芋を蒟蒻に出来るサイズにするのに3年かかります。
暑さに弱く、霜にも弱い、ナイーブな芋です。

戦時中は、腹にもたまらないこんにゃく芋など育てている農家は非国民だと芋を植えさせられと思ったら、風船爆弾に使うからとこんにゃくを植えろといわれ、こんにゃく蒻農家はふりまわされていました。
使える芋になるまで3年もかかるため、こんにゃく農家はとても大変です。

イノシシも食べない。
人間もそのまま食べられない芋。

そんな芋からこんにゃくは作られます。

※芋については、また書きますね。

こんにゃくの存在価値は?

おでん

こんにゃくは、味を出す食材でも味を吸うのに適した食材でも無い、食感ばかりが面白い食材です。
食感こそが、こんにゃくの最大の価値かと思います。

料理をする上で、3つの特徴を持って食材を見ます。
1,味
2,見た目
3,食感(香り含む)

そもそも、食感を売りにしている脇役食材は多いです。
干瓢、麩、切り干し大根、等など
ジャギジャギと歯切れの良い音を楽しんだり、舌で潰し切れるような食感だったり。

こんにゃくの演出は、
・ツルツルとした舌触り。
・ブッツリ切れる歯切れの良さ。
・歯茎をお仕上げてくる弾力感。

こんなに特徴があります。

料理の中に食感のアクセントを入れたい時、こんにゃくは本領を発揮します。

料理を味だけで見ると、こんにゃくの存在価値は薄れます。
しかし、料理を食感まで含めて考えると、こんにゃくの重要性が分かってくるかと思います。

こんにゃくは、食感食材界のスターです。
こんにゃくの食材としてのイメージ図
こんにゃくの食材としてのイメージはこんな感じ?

こんにゃくの海外での評価は?

こんにゃくと外国人

こんにゃくを海外に持っていき、展示会で発表したところ、結果は、酷いものだったといいます。

見た目:スライム。食べ物として見れない。
味:生臭い。
食感:意味わからない。怖い。

ツルツルして弾力があって、なにこれって感じですね。
蒟蒻の売りの特徴が、もう全部ダメって感じ。

その印象のせいで、こんにゃくの英語名は「デビルズタン(悪魔の舌)」
こんな名前がつけられてしまいました(笑)

しかし、近年こんにゃくは、ダイエット食材として評価が上がってきているようです。

名前も変わってきました。
devil’s tongue(デビルズ タン)

Konjac(コンジャック)
アジアっぽい名前になりました。

ダイエット食材として、人気になっているこんにゃく。

タピオカが人気の今、こんにゃくはもっと行けるはずだ。

食感という食文化を世界に広げてやろう!!

こんにゃくを食べよう

こんにゃくを食べたくなってきたのではないでしょうか?

まずは、こんにゃくの臭みをしっかりと抜いみよう。
そして、味噌田楽にして食べてみよう。

味噌田楽

味噌田楽は簡単で、こんにゃくの食感が楽しめます。
一口サイズではなく、二口以上で食べる大きさで切るのがおすすめです。


噛み切ったときの食感
歯茎に当たる感覚
舌に当たるツルツル感

そもそも、こんにゃくの食感を楽しみながら食べた事はないのではないでしょうか?
何となく食べると、特に印象のない田舎っぽい食べ物です。
食感をメインに食べると、実に面白い食べ物です。

日本食材を代表する、食感食材界のスター
それが、こんにゃく。

ぜひ、今日のおやつか、晩御飯のプラス一品に作って見てください。

まとめ

こんにゃくは、食感を楽しむ食材です。

写真映えしない食材。
地味な食材。

食材は《味》《見た目》《食感・香り》が重要です。
ですが近年は食事のバランスが変化して、《見た目》《味》が重要になりました。

見た目が地味な田舎っぽい脇役食材たちは食べらなくなってきています。

食材の個性を《食感》に特化した食品達。
その一つが、こんにゃくです。

通ぶっている訳ではない。
《味》ではなく《味わい》で重要なのです。

国外でもこんにゃくは認知され始めました。
ダイエットの観点から見たこんにゃくのポテンシャルは相当なものです。

臭みを抜いたこんにゃくは単純に美味しいです。
腹持ちも良いし、合わない食材も少ないので、いろんなものに入れて食べてみてください。

こんにゃく畑

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こんにゃく料理を美味しく食べるおすすめの切り方とは https://konnyakuamb.com/how-to-cut-of-the-konjac/ Thu, 08 Nov 2018 05:25:07 +0000 https://konnyakuamb.com/?p=301 料理をする前に、こんにゃくをどんな切り方にするか、悩んだことはありませんか?

実は、こんにゃくは切り方によって楽しみ方が変わります。
この記事では、切り方によるこんにゃくの特徴(食感・味の染み方など)と、切り方にあった調理方法をご紹介します。
これが分かれば、応用が出来るようになり、こんにゃくの切り方に悩まずに料理の下処理が出来ます。

せっかくなのでぜひ試してみてください。

こんにゃくの食材としての特徴

こんにゃくの食材としての特徴は以下のようなものがあります。

ブッツリと歯切れのよい歯ごたえ
ツルツルと舌に当たる舌触り
歯茎にまで当たる弾力
染み込む味わい

これらの特徴を活かすために、こんにゃくの切り方が変わってきます。
切り方も「包丁、おちょこ、手でちぎる」など様々です。

こんにゃくには、多くの切り方が存在します。

・刺身こんにゃくや炒めものに使われる薄切り
・煮物系や炊き込み系によく使われる細切り
・炒め系や汁物、煮物系によく使われるぶつ切り
・味噌田楽やおでんに入っている三角形
・屋台や土産屋で売られている丸形
・こんにゃくの特徴を楽しむ為、その他の独特な切り方

これらの切り方は、こんにゃくの特徴を楽しむために考え出されたものです。
食感や舌触りなど口に入れた時のこんにゃく持ち味を楽しむために、様々な切り方が生まれました。

そして、切り方によって向いている味の付け方が変わってきます。

こんにゃくの切り方の種類と特徴

こんにゃくの切り方で特に変わるものは、味の染み方食感です。

こんにゃくにどのように味をつけるのか。
焼付けるのか。
煮付けるのか。
味のついた他の食材と一緒に食べるのか。
こんにゃくを切る上でとても重要です。
細切りや薄切りなど多様な切り方がありますが、味の付け方が切り方の基本的な考え方になります。

そして、こんにゃくの食感
舌に当たる食感を楽しむのか。
歯ごたえの食感を楽しむのか。
歯茎に当る食感を楽しむのか。
これは切り方で、明らかに変化します。

こんにゃく料理を考える上で、切り方は重要です。

こんにゃくは様々な切り方をすることができます。
・薄切り
・細切り
・ぶつ切り
・その他、特殊な切り方

以下では、こんにゃくの切り方による味の染み方、食感、おすすめの料理などについて、それぞれ説明していきます。

薄切り

薄く切ったこんにゃくです。
こんにゃくの薄切り

代表的な使われ方

刺身こんにゃく
他にも、炒めものなどに向いています。

味の染み方について

タレやソースを付着させやすいのが特徴です。
表面積が広く、味を付着させやすい切り方です。

食感について

舌触りを一番楽しむことができる切り方です。
ツルツルの食感が楽しめます。

歯切れが良くすぐ噛み切ることができ、程よい弾力も楽しむことができます。
火通りも良いため、炒め物にも向いています。

細切り

細く切ったこんにゃくです。
細切りにしたこんにゃく

代表的な使われ方

煮物
炊込みご飯

味の染み方について

味を染み込ませるのが、一番簡単な切り方です。
表面積が大きく、細いため味が染み込みやすいです。
白滝や手綱切りなどの飾り切が、味を染み込ませやすいのはその理由です。

食感について

歯切れ、舌触りも他の切り方に比べると弱いです。
そのため、細切りは食感よりも味の染み込みやすさを重視した切り方といえます。

ぶつ切り

サイコロ状に切ったり、手で千切ったりした形のこんにゃくです。
サイコロ状に切ったこんにゃく

手で千切ったこんにゃく

代表的な使われ方

汁物
煮物
炒め物

味の染み方について

中まで味がしみるのは時間が必要です。
そのため調理方法は以下のようなものに合います。
・表面に強めの味をつけて食べる。
・煮物や汁物で、長めに煮付ける。

食感について

こんにゃくの舌触りと歯ごたえ楽しめます。
歯ごたえと歯茎にまであたってくる蒟蒻ならではの食感。
口の中で、確かな蒟蒻の存在感を楽しめます。

その他、特殊な切り方

おでんや味噌田楽の三角形
串に刺したものや丸こんにゃくなど
味噌田楽に使うこんにゃく

三角形に切ったおでんにいれるようなこんにゃく

代表的な使われ方

おでんや味噌田楽など、こんにゃく料理の代表的な料理

味の染み方について

非常に染み込みにくいです。
隠し包丁などの切り目や竹串を入れても、味が染みづらいです。
また、煮付けるのにも時間がかかり、火が心まで入るのに時間がかかります。

食感について

舌触りのツルツル感、歯ざわりのブッツリと切れる食感、歯で切られてもなお歯茎を押して上げてくる弾力など、こんにゃくならではの食感を一番楽しめる切り方です。

基本一口で食べきれず、噛み切るサイズに分けられていることが多いです。
ほぼ強制的に、こんにゃくの食感を味わうような料理になっています。

まとめ

こんにゃくの切り方は、こんにゃく料理にとって非常に重要です。

切り方によって味の付き方が変わることがあります。
ですが一番の理由は、食感が変わるからでしょう。

個人的な見解ですが、こんにゃくの存在価値は《食感》だと考えてます。

味を染み込ませるなら、もっと向いている食材があります。
大根やカブなどの野菜の方が味が染みます。

味を出す食材。
彩りを上げる食材。
豆腐、油揚げ、などの味を染み込ませる主役級の食材達。

そんな中、こんにゃくは他の食材が持たない食感で勝負してます。

だからこそ、こんにゃく特有の食感を活かせる切り方で、適した味の付け方を選んでいけたら良いと思います。

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こんにゃくに包丁を使わない方が良いと言われる理由 https://konnyakuamb.com/the-reason-not-to-cut-konjac-with-a-kitchen-knife/ Thu, 08 Nov 2018 02:49:30 +0000 https://konnyakuamb.com/?p=305 こんにゃくに包丁を使わない方が良い」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
では、なぜこんにゃくには包丁を使わない方が良いと言われるか、ご存知ですか?

今回はこんにゃくに包丁を使わない方が良いと言われる理由について、説明します。

なぜこんにゃくを包丁で切ってはいけないのか

こんにゃくは包丁で切ってはいけないと言われている理由は以下があげられます。

・金気を嫌う
・見た目
・味の染み方

金気を嫌う

鉄の包丁で切ると変色や味が落ちたりする食材があります。
そのような食材を「金気を嫌う」と言います。

こんにゃくは、その代表の一つです。
そのため、包丁を使わないほうが良いと言われます。

アルカリ性の「アク」により作られるこんにゃく。
鉄などで切ると酸化して味が落ちるという理由が一般的です。

おちょこの縁でちぎったり、手でちぎったりするのが主流です。
セラミック製の包丁なら鉄ではないので問題ありません

見た目

料理には見た目が大事ですよね。
包丁を使わずに切ることで、美味しそうに見えるというのもひとつの理由です。

手でちぎると、田舎っぽい見た目になります。
素朴な食材は、小奇麗にするより手作り感があったほうが見た目が楽しめます。
また、基本的に脇役食材のため、周りの食材の見栄えを上げる事もできます。

味の染み方

こんにゃくをちぎると断面がデコボコになります。
表面積が包丁で切るより広くなるため、味が染み込みやすくなります。

表面積が大きくなればなるほど味が染み込みます。
そのため、手でちぎると煮物も美味しくなるなんて言われます。

まとめ

こんにゃくに包丁を使わない方が良いと言われる理由について、説明してきましたがいかがですか?
個人的に一番の理由は、切る際にツルツルして切りづらいことと、味が染みづらいからだと思います。

ここまで説明してきましたが、包丁を使ってはいけないというわけではありません。
私自身、こんにゃくを切るときに包丁を使っています。

私が包丁を使う理由は、薄切りで刺身こんにゃくにする場合、包丁で切ったほうがなめらかで舌触りが良いためです。
また、ぶつ切りでこんにゃくの弾力をメインで使いたい場合も、しっかりと包丁で四角く切ったほうが、こんにゃくの弾力が上がります。

こんにゃく名人の私の爺様も、集落で一番美味いこんにゃくを作る婆様も、包丁を使ってました(笑)
そして、ものすごく美味しかったことを覚えています。

包丁、スプーン、手でちぎる。
包丁を使うかどうかは、こんにゃく料理に合わせて味付けと食感を基準に考えて選んでみてください。

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【下ごしらえ】こんにゃくのアク抜き&下味つけの方法 https://konnyakuamb.com/precook-konjac/ Wed, 24 Oct 2018 03:35:53 +0000 https://konnyakuamb.com/?p=173 こんにゃく調理の際に下処理をしていますか?

下処理しなくても、手作りこんにゃくならそのままでも美味しく頂けます。
ですが下処理をすると、さらに美味しくなります。
市販のものも、下処理すると味が良くなります。

非常に簡単ですので、こんにゃく調理の際にはぜひ下処理のひと手間をおすすめします。

こんにゃくの下処理を何故するのか

こんにゃくの下処理とは、何に対しての下処理なのか。
・臭い対策
・味の対策
この2つです。

「臭い対策」
気づかない人は、特に何も思わないです。
こんにゃくが嫌いな人は、あの匂いを嫌います。

こんにゃくの臭いは、基本的にアクの臭いです。
アク抜きをしましょう。

ちなみに、アクの匂いは手作りこんにゃくの場合かなり弱くなります。
その為に手作りこんにゃくは美味いと言われます。

「味の対策」
こんにゃくに、味が染みない。
この理由です。

こんにゃくは、味を染み込ませやすくはないです。
油揚げや白米くらい味が染みてくれれば楽ですが、そんなに染み込みません。

こんにゃくは、それ自体が薄い味です。
味が染み込まないと、味が薄いのです。

ということで、こんにゃく自体に先に味をつけちゃいましょう。
とても簡単な下処理でこんにゃくに味をつけることができます。

こんにゃくの下処理方法

こんにゃくの下処理方法は、以下の4つです。

①切る
②アク抜き【臭い対策】
③味付け 【味の対策】
④洗う

ひとつずつ以下で説明していきます。

①切る

切ったこんにゃく

一口サイズに切ります。

包丁、スプーン、手でちぎる。
切り方も色々ありますが、どれでも良いです。


こんにゃくの切り方で重要なのは味の決め方です。
・焦げ付かせるのか
・煮るのか
・付着させるのか

それによって、こんにゃくの形は変わります。
・細切り
・薄切り
・ブツ切り
・特殊切り

こんにゃくの自由で多様な形を楽しめます。

いろんな形に切って、こんにゃくのベストな形を自分で選んで下さい。

②アク抜き

こんにゃくのアク抜き方法は、2種類あります。
・熱湯をかける(湯通し)
・煮る
この2つです。

湯通し

皿にこんにゃくを並べて、沸騰したてのお湯をたっぷり全体にかけて下さい。

※こんにゃくに柔らかさが欲しい場合
※この次の料理工程で、しっかりに熱を加える場合

煮る

鍋でお湯を沸かして、こんにゃくを一度軽く煮て下さい。

※調理工程であまり熱を加えない場合
※どうしてもアクの臭いが嫌いな場合

【注意点】
基本的にお湯で長く煮るとアクは抜けます。
火を入れれば入れるほど、こんにゃくは固くなります。

③味付け

刺身こんにゃくのように味をつけたくない場合は、この処理をしないで下さい。

こんにゃくを塩もみする。
適量の塩できゅうりを揉み込むように、こんにゃくを塩もみします。
タッパーにこんにゃくを入れ、塩振って揉むだけです。

塩もみしたこんにゃく

※塩振って揉んだあと、3分以上なじませて下さい。
※塩ずり工程でも、アクが取れます。

④洗う

塩を揉み込んだこんにゃくの入ったタッパーに、水を入れて洗う。
そして、ザルに開けて水を切る。
洗ってザルにあげたこんにゃく

まとめ

臭いと味の下処理は、気にならない人はやらなくても良いです。
お好みで実験してみて下さい。

「アク抜き」
煮ればアクは抜けますが固くなります。
こんにゃく料理によって、アク抜きの仕方を変えるのがベストです。
しかし面倒だと思うので、基本的には湯通しで良いと思います。

「味付け」
先にこんにゃくだけに下味付けることで、料理の味がより感じやすくなり美味しくなります。
塩もみすると塩味になります。
今回記事中では紹介しませんでしたが、醤油に漬け込めば醤油味になります。

こんにゃく料理を楽しんで下さい☆

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こんにゃくを粉から手作りする方法 https://konnyakuamb.com/how-to-make-konjac-from-konjac-flour/ Wed, 03 Oct 2018 06:55:54 +0000 https://konnyakuamb.com/?p=93 手作りこんにゃくを作ろう。

すごく簡単に作れます。
市販のものより、美味しいです。
歯ごたえを自分で調整できます。

近所に配ると、とても驚かれます。
こんにゃくって作れるのって言われます。

ぜひ市販品と違う、手作りこんにゃくの香りと味と弾力を楽しんで下さい。

手作りこんにゃくの作り方は2通り

・こんにゃく芋から作る。
・こんにゃく粉から作る。

簡単なのは、こんにゃく粉から作る方法です。
完成するこんにゃくの量を調整しやすいのでおすすめです。

※こんにゃく芋のシーズンには、芋から作る方法も記載します。

手作りこんにゃくの材料

用意するもの

原材料 こんにゃく 約950g程
・こんにゃく粉 25g
・消石灰 1g(貝や卵の殻でも代用可能)
・水 900cc(800cc・100cc)

調理器具
・鍋
・ボール
・木ベラ
・計量器
・計量カップ
・まな板
・包丁

原材料はたった3つ。
そしてほぼ水です。

こんにゃく粉と調理器具

手作りこんにゃくの作り方とコツ

①ボールに水800ccとこんにゃく粉を混ぜる。
②30分放置
③消石灰と水100ccを混ぜた水をこんにゃくの入ったボールに入れて混ぜる。
④30分放置
⑤適当にこんにゃくを切って鍋に入れ、30分ほど煮てアクを取ったら完成。

とても簡単です。
誰でも出来る手作りこんにゃくです。

非常に簡単なのですが、もう少し詳しく写真も入れて書いてみました。

①水800CCを常温〜40℃くらい温度のぬるま湯にする。

 ※水でもよいが、ぬるま湯のほうが粉が混ざりやすい。

②ぬるま湯にこんにゃく粉を入れる。

 ※ぬるま湯をヘラで混ぜながら、少しづつこんにゃく粉を入れていく。

ぬるま湯にこんにゃく粉を入れる

③ゼリー状になるまでよく混ぜる。

 ※はじめは「だま」が出来るが、気にせず3〜5分ほど混ぜ続けます。

こんにゃく粉をヘラで混ぜる

こんにゃく粉をゼリー状になるまでよく混ぜる。

このような「だま」が出来ますが、気にせず混ぜ続けましょう。(動画)

このようなゼリー状になればOKです。(動画)

④消石灰水を作る。

 コップに水100cc(常温)と消石灰1gを入れて混ぜる。
 ※混ざると言っても分離して綺麗に混ざらないですが、問題ないです。

消石灰水

⑤30分間放置する。

 ※常温で大丈夫です。



「30分後」


⑥寒天みたいに固まったこんにゃくを、器の中でよく混ぜ崩します。

寒天みたいに固まった手作りこんにゃく

 ※ある程度で大丈夫です。

このくらいの硬さになればOKです。(動画)

⑦消石灰水を、崩したこんにゃくと混ぜ合わせます。

 ※消石灰水は分離してますので、一度混ぜてからこんにゃくに混ぜて下さい。
 ※だまっぽさがなくなり粘り気が出るまで、よく混ぜます。(5〜10分位)

消石灰水とこんにゃくを混ぜ合わせる

このように混ぜ合わせます。(動画)

このくらいの硬さになればOKです。

粘り気が出た手作りこんにゃく

⑧器に入れて、30分間以上放置する。

 ※私は面倒なので全て鍋でやってます。
  バットに入れると市販の四角いこんにゃくみたいになります。

器に入れた手作りこんにゃく



「30分後」


⑨器から出して、適当なサイズにカットする。

適当なサイズにカットした手作りこんにゃく

適当なサイズにカットした手作りこんにゃく

⑩鍋に入れて、30分間ほど煮立てアクを抜きます。

 ※水からでもお湯からでも大丈夫ですが、沸騰してから30分ほど煮て下さい。

煮立てる前の手作りこんにゃく

煮終わったら「完成」です。

30分煮て完成した手作りこんにゃく

手作りこんにゃくの保管方法・消費期限

手作りこんにゃくは、かなりたくさん出来上がります。
このレシピで、市販のこんにゃく4枚分くらいになります。
一回の食事で食べ切れる量ではないです。

そのため、保管方法と消費期限を知っておきましょう。

保管方法

手作りこんにゃく

タッパーにこんにゃくと水を入れて、こんにゃくを水で覆って保管します。
こんにゃくはきれいな水を好むため、2日に一回は水を取り替えて下さい。

冷蔵庫に入れておいたほうが無難です。
※私は、冬なら常温で保管します。

消費期限

こんにゃくは水が綺麗なら、1週間以上保存が可能です。
傷んだこんにゃくはヌルヌルしてきます。
食べる前に指でこんにゃくをなでてから、料理に使って下さい。

ツルツルからヌルヌルになってきたら要注意です。

まとめ

誰でも作れます。
粉から作ると本当に簡単に作れます。

完成までの所要時間は2時間程。
所要時間のほとんどは放置している時間です。

一回作るとたくさん出来て意外と長持ちするこんにゃく。

味や香りは市販品と比べ、手作りこんにゃくの方が美味しく出来上がります。
弾力を自分で調整出来る珍しい食材です。

是非、簡単なのでこんにゃくの手作りを楽しんでみて下さい。

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